蟻害(シロアリ)・腐朽検査

購入予定の中古住宅にシロアリの被害や木材の腐朽が無いか一級建築士が検査します。

シロアリ検査

シロアリの種類

日本国内に生息するシロアリは下記の4種類です。

 

種類 生息分布 侵入方法 被害の受けやすい場所
 ヤマトシロアリ類  北海道北部を除く日本全土

屋外の切り株、木柱、立木腐朽部などからの営巣部から、地中を通って蟻道を延ばし、基礎や束石などの表面に蟻道を立ち上げて建物へ侵入する。

  • 風呂場、台所、洗面所等の水回り
  • 土台、柱、筋交いなどの下部
  • ベランダような湿りやすい場所
  • 雨漏り、漏水、結露で湿った部分
イエシロアリ 茨城県潮来市、千葉以西本州南岸、西日本の沿岸、小笠原 ヤマトシロアリとほとんど同じ。水を運んで湿しながら加害する。羽アリは明るい窓から侵入し、湿った木材のある部分に営巣する。
  • 建物全体
ダイコクシロアリ 奄美大島以南、小笠原 蟻道は作らない。建物への侵入は羽アリと被害材の持ち込みによる。
  • 建物全体
  • 家具類などを含むすべての木製品
アメリカカンザイシロアリ 宮城から沖縄までの26都道府県、拡大中 北米太平洋岸地域を原産地とする乾材害虫で、日本へは家具や梱包材とともにもち込まれた。羽アリの分散によって近隣の建物へ広がる。
  •  建物全体
  • 家具類など木製品

検査内容

木造住宅の部位ごとの検査内容は以下の通りです。

1.外部

検査部位 調査内容・留意点
バルコニー
  • 蟻土、蟻道、砂粒状の排出物の有無や被害の有無を確認する。
  • 塗装の剥げた部分、割れ目などを注意して、蟻土の有無や被害の有無を確認する。
戸袋・濡れ縁
  • 濡れ縁を歩くと揺れる場所があるか確認する。
  • 網戸やガラス窓の隅などに有翅虫の翅が張り付いているか確認する。
  • 戸袋内部から落下した砂粒状の排出物が無いか確認する。
外壁木部
  • 壁板材を注視して、シロアリ被害を確認する。
  • 割目、継目、隙間などに土を詰めてある場合、シロアリを確認する。
  • 壁材から落下した砂粒状の排出物の有無を確認する。
  • 雨漏り、雨水による湿りがある場合、ヤマトシロアリの被害が生じる。
  • イエシロアリは壁内部に営巣することがある。
軒裏
  • 軒裏に蟻道や蟻土があるかどうかを調べる。
  • 乾材シロアリの古い食害痕の場合、木材の表面が剥がれて内部の食害が見える場合がある。
  • 玄関入口や勝手口の柱は、低い基礎に建てられることからシロアリの入り口となる場合がある。
  • 水回りや結露のある配管周囲などに湿る可能性のある木部を注視。蟻道、蟻土、砂粒状の排出物及び被害を確認する。

2.室内

 

検査部位 調査内容・留意点
 風呂場・洗面・トイレ・脱衣所
  •  入口の敷居、柱、床板などは、生活水や結露水が供給されることが多いので注意深く調査する。
  • 木の割目、継目、隙間などに土や木屑を詰めてある場合、内部の空洞音で被害を確認する。
物入・押入・和室畳
  • 床下から侵入したシロアリは床板まで達することが多い。
  • 蟻道、蟻土、砂粒状の排出物及び被害の有無を確認する。
  • 木の割目、継目、隙間などに土や木屑を詰めてある場合、内部の空洞音で被害を確認する。
下駄箱・玄関土台
  • シロアリの被害を受けやすい場所であるので、注意深く調査する。
  • 蟻道、蟻土、砂粒状の排出物及び被害の有無を確認する。
  • 木の割目、継目、隙間などに土や木屑を詰めてある場合、内部の空洞音で被害を確認する。

3.小屋組・天井

検査部位 調査内容・留意点
 小屋組・天井裏・天井仕上
  •  割目、継目、隙間などに注意し、土を詰めている場合、内部の空洞音で被害を確認する。
  • 天井板の裏側などに砂粒状の排出物が落ちているかどうか確認する。

4.床下

 

検査部位 調査内容・留意点
 柱脚・筋交い・土台・床組み
  • 蟻道、蟻土、砂粒状の 排出物、被害の有無を確認する。
  • 割目、継目、隙間などに土を詰めてある場合、木材内部の被害とシロアリを確認する。
基礎コンクリート・束石
  • 蟻道付着及び砂粒状の排出物の有無を確認する。

腐朽検査

検査内容

木造住宅の部位ごとの検査内容は以下の通りです。

1.外部

検査部位 調査内容・留意点
バルコニー
  • 木材表面が濡れていないか、菌糸や子実体の存在や変色の有無を調べる。
戸袋・濡れ縁
外壁木部
  • 外壁材に亀裂が入っているか、外壁接合部などでシールの切れや割れの有無を調べる。
  • 外壁木部の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 変色部分と周辺部は特に念入りに観察する。
  • 菌糸や子実体の存在の有無を調べる。
  • 開口部から壁内への漏水の有無について調べる。
軒裏
  • 菌糸や子実体の存在や変色の有無を調べる。
  • 変色部分と周辺部は特に念入りに観察する。
  • 木材の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 水回りや結露の生じやすい配管周囲などの木部を注視して、菌糸や子実体の発生、変色や腐朽の有無を確認する。

2.室内

 

検査部位 調査内容・留意点
 風呂場・洗面・トイレ・脱衣所
  • 木材の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 水回りや結露の生じやすい配管周囲などの木部を注視して、菌糸や子実体の発生、変色や腐朽の有無を確認する。
物入・押入・和室畳
  • 木材の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 変色した部分は腐朽している場合があるので、特に念入りに点検する。
下駄箱・玄関土台

3.小屋組・天井

検査部位 調査内容・留意点
 小屋組・天井裏・天井仕上
  •  木材の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 変色などがあれば、周囲を軽く叩いて木材内部の腐朽被害を推定する。
  • 小屋組材、天井裏材に菌糸や子実体が認められた場合は、周囲を軽く叩いて腐朽被害を推定する。

4.床下

 

検査部位 調査内容・留意点
 柱脚・筋交い・土台・床組み
  • 木材の表面が濡れていないか、湿気を帯びていないか調べる。
  • 土台木部、床組表面での菌糸、子実体、あるいは腐朽や変色の有無を確認する。
基礎コンクリート・束石
  • 菌糸、子実体の有無を確認する。

 蟻害・腐朽検査をご検討の皆様。相談は無料です。シロアリや木材の腐朽に関するご質問など、どのようなことでも結構です。まずはお気軽にご連絡下さい。

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